2月11日、福岡県八女市グリーンピア八女
3連休最後の休日、初日2日は仕事(研修)だったので満を持しての観察。久しぶりにグリーンピア八女へ向かいました。
朝は寒かったものの天気は上々、空気も美味しいです。
今年は冬鳥の渡来数が多くほとんどの木の実が食べつくされていますが、ハゼの実はまだ残っているようです。ハゼの実は脂肪分(脂肪分が蝋の原料)が豊富で色々な鳥が食べに来ます。それでも、木によって味が違うのか、すぐに食べつくされる木といつまでも実が残っている木があるのは不思議です。
ヤマガラ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ジョウビタキ、ルリビタキ、コゲラ、アオバト、ヒヨドリ、シロハラ、アオジ、ミソサザイ、キクイタダキ、ウソ、ソウシチョウなど、多くの鳥たちに出会いました。(写真が無い鳥はシャッターを切る前に逃げられたためです)画像をクリックすると別ウインドウで少し大きな画像が見られます。
メジロ(メジロ科)

スズメより小さい緑色の小鳥。「チー(ツィー)」と鳴きます。花の蜜や木の実、小さな虫を食べます。
エナガ(エナガ科)

スズメよりかなり小さい留鳥で尻尾が長く「ジュリジュリ」と鳴きます。エナガやヤマガラ、シジュウカラ、コゲラ、メジロ、キクイタダキ等は、秋から冬は群れを作って(カラ類の混群と言います)行動します。
コゲラ(キツツキ科)

スズメより小さいキツツキの仲間。街中の公園や校庭の桜の木等枯れた幹に穴を穿けて巣を作ります。「ギーッ」と鳴き、コッコッコッと木の幹を叩いて虫を探します。ちなみにキツツキの仲間が木を叩いて音を出すことをドラミングと言います。
シジュウカラ(シジュウカラ科)

「ツピー、ツピー」等と鳴きます。黒いエリマキというかネクタイがステキです。
ジョウビタキ♀(ツグミ科)

チベット、中国東北部で繁殖し冬季日本に渡ってくるスズメより小さな冬鳥。オスは頭部が黒くオレンジ色とのコントラストが美しいですが、メスは地味目です。羽に白い紋のような模様があり私の地元では「モンツキ」とも言います。「ヒッヒッヒッ、カッカッカッ」と鳴きます。カッカッカッが火打石を叩く音に聞こえるということからヒタキ(火焚き)と呼ばれるようになったと聞いたことがあります。ジョウは上等のジョウだとか…。
ルリビタキ♂(ツグミ科)

ルリビタキ♀

「ヒッヒッヒッ、カッカッカッ」とジョウビタキに似た声で鳴きます。今日はたくさんの個体(ほとんどが♀)を見ました。
ウソ♂(アトリ科)


桜の花芽を食べるので桜の名所では害鳥扱いされることもあります。「フィーッ、フィーッ」と口笛のような声で優しく鳴きます。
アオジ(ホオジロ科)

ロシアや中国、朝鮮半島で繁殖し冬に日本に渡って来ます。「チェッチェッ」と鳴きますが草むらにいることが多く見つけにくいです。この個体はメスのように見えます。
ソウシチョウ(チメドリ科)

本来は東アジアや東南アジアに生息する外来種。ペットとして持ち込まれたものが逃げて(逃がされて?)定着し分布を広げ、各地で在来種を脅かす存在として問題になっています。マイフィールドでもよく見かけます。
撮影機材 カメラ:ニコンD7000 レンズ:タムロンSP400mm×1.4テレコン