アオバズク(フクロウ科)
東南アジアで越冬し夏鳥として渡って来る、体長30㎝ほどのフクロウの仲間。
大木の伐採などの繁殖環境の悪化や越冬地の開発などで、数が減っています。
「ホーッホーッ」と鳴くのが特徴で、いわゆるフクロウの声といわれる声です。
子どもの頃は家の近所でも鳴き声が聞こえていました。
最初に見つけた日の画像

ちゃんと意識して観察したのは3年前の福岡市近郊の神社でした。
そして一昨年の初夏、地元のとある神社の大きなクスノキにアオバズクがいるのを発見。
日中(午前中)の画像

何となく眠たそうで目を閉じていることが多いです。

巣を見守るお父さん?
その年は数回そこへ通い、巣立ちまで確認することができました。
巣立ち雛1

雛2

雛3

この年は3羽の雛が巣立ちました。
雛を見守るお母さん?

ファミリー

親と子(2羽)がいるのが分かりますか?
そして、昨年も同じ場所で親鳥を確認

あいにく巣立ちの時には間に合いませんでしたが…。
毎年同じ場所で繁殖するといいます。
しかし、今年は数回通っても親鳥を確認できませんでした。
アオバズクが繁殖するためには、巣穴に利用できる大きな洞のある大木と、餌となる小鳥や大型昆虫が生息する環境が必要です。
年々そういう環境が無くなっていく寂しさを感じます。
来年また戻ってきてくれることを祈るばかりです。
撮影機材 カメラ:ニコンD90&D7000 レンズ:タムロンSP400mm×1.4テレコン