GW前後に出会った生き物たちをアップしていきます。
まずは、隣市の山間部矢部村で数年ぶりにたくさんの個体が見られたのでヒゲナガオトシブミから…
ヒゲナガオトシブミ(オトシブミ科オトシブミ亜科クビナガオトシブミ族)

スギ林の作業道沿いのケクロモジの葉上に後食中のメスを発見!

林内は少し肌寒く林を抜けた日当りの良いケクロモジで揺籃作成中のメス。

完成後は切り落とします。

揺籃を切り落とし満足気なメス。

オスもたくさん見つけました(全て別個体)。

オスの首と触覚の長さは日本産オトシブミでは一番。

体色や首の長さには個体差があります。

危険を感じ葉裏で警戒態勢。

後食中のオスはキリンが水を飲む格好に似ているような…
ホストはクロモジ、アブラチャン等のクスノキ科。
他にイタドリやコブシの葉も利用します。
体長♂8~12㎜、♀8~9㎜。
以下は、ヒゲナガオトシブミの近くで見つけた虫たちです。
ウスモンオトシブミ(オトシブミ族)

キブシの葉裏に…
ホストはキブシの他にゴンズイ。
体長6.5~7㎜。
カシルリオトシブミ(ルリオトシブミ族)

イタドリの葉上で…
ホストは多岐に渡ります。
体長3.2~4.5㎜。
ルイスアシナガオトシブミ(アシナガオトシブミ族)

前回とは違う場所のケヤキで…。

揺籃は切り落としません。
ホストはケヤキ等ニレ科。
体長4.8~6㎜。
オビモンヒョウタンゾウムシ(クチブトゾウムシ亜科)

エノキの葉で…
体長6.5~8.5㎜。
キュウシュウヒゲボソゾウムシ(クチブトゾウムシ亜科)

割と地味な普通種で左はオビモン…。
体長8.5㎜。
キイチゴトゲサルゾウムシ(サルゾウムシ亜科)

クマイチゴの葉裏に微小なゾウムシが…

体長3㎜程。
ホストはキイチゴ類。
シロオビナカボソタマムシ(ナガタマムシ亜科)

漢字で白帯中細玉虫と表す様に腹部の真ん中辺りが凹んでいます。
ホストはキイチゴ類。
体長5~9㎜。
カメラ:ニコンD7200、D7100
レンズ:MICRO NIKKOR 85㎜
AF-S DX NIKKOR55~300mmf/4.5~5.6